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共生人道支援シンポジウム
国際人道支援にこころが揺れ動いたとき~中国四川大地震における心理社会的サポート

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日時:2010年6月4日 13:00~17:30
会場:千里ライフサイエンスセンター501号室 (豊中市新千里東町1-4-2)
地図:アクセスマップ
言語:日本語・中国語(同時通訳あり)
参加:無料。お名前、ご所属、ご連絡先を記載のうえ、FAXまたはEmailにて下記までお申し込みください。当日参加も歓迎します。
主催:・文部科学省世界を対象としたニーズ対応型地域研究推進事業
   「人道支援に対する地域研究からの国際協力と評価(共生人道支援研究班)」(研究代表者:中村安秀)
   ・大阪大学グローバルコラボレーションセンター
共催:・現代中国の新たなプラットフォーム
   ・大阪大学中国文化フォーラム

LinkIconチラシ

【趣旨】
昨今、国際人道支援において「心理社会的サポート」が注目されています。日本では、阪神淡路大震災をきっかけに、災害によって大きく傷ついたこころを支援することの重要性が一般にも認知されるようになりました。同じように、中国の人びとは四川大地震を通じて国内外の支援団体による心理社会的サポートを体験し、その必要性についての理解を高めつつあります。四川大地震は中国の人びとにとって、はじめての大規模な国際支援の受け入れであり、またこれまでの物質および技術支援中心の国際支援に代わる個人に焦点をあてたきめ細やかなこころのサポートを体験する契機となりました。阪神淡路大震災が日本の市民社会を変えたように、四川大地震も中国の社会に幅広い影響をあたえました。このシンポジウムでは、四川大地震における心理社会的サポートの事例をご紹介いただくとともに、それが中国社会にあたえた影響を報告します。

一方、海外の団体が中国で支援事業を実施するためには、当局とのコーディネーションが必要です。四川大地震の際にも、海外の団体が心理社会的サポートを実施する際に、当局との相互理解に時間が費やされました。パネルディスカッションでは、今後、海外の団体が中国で支援、協力、交流を行う際の課題についても議論します。

四川大地震から2年が過ぎました。このシンポジウムが参加者の皆さまとともに改めて四川大地震の被災者に思いをはせる機会となることを願います。2010年4月に発生した青海省地震についても情報共有を行う予定です。

このシンポジウムの報告書がPDFになりました。
こちらからどうぞ LinkIcon報告書(PDF)

【プログラム】

司会:石井正子(大阪大学グローバルコラボレーションセンター・特任准教授)

13:00-13:10
 あいさつ 中村安秀(大阪大学大学院人間科学研究科・教授)

第1部 四川大地震で何が変わったか?心理社会的サポートを中心に
 13:10-13:50
  報告1 遊永恒(中国四川省師範大学教育学院・院長)
  「中国四川大地震における心理社会的サポートの経験から」

 13:50-14:30
  報告2 高中(清水同盟・主席、万通基金会・事務局長)
  「中国におけるNGO形成と課題:四川大地震後の変化を中心に」

 14:30-14:45
  コメント 村井雅清(CODE海外災害援助市民センター・事務局長)

 14:45-15:00 休憩

第2部 日本の心理社会的サポートのチャレンジ
 15:00-15:30
  報告3 堤敦朗(JICA四川大地震復興支援・こころのケア人材育成プロジェクト専門家)
  「JICA四川大地震復興支援こころのケア人材育成プロジェクトの概要:心理社会的支援とは何か」

 15:30-15:45
  コメント 思沁夫(大阪大学グローバルコラボレーションセンター・特任准教授)

 15:45-16:00 休憩

第3部 パネルディスカッション
 16:00-17:00
  司会:思沁夫
   パネリスト:遊永恒、高中、堤敦朗、村井雅清

 17:00-17:30
  質疑応答

【参加申込】
事前申込:要(当日参加も歓迎いたします)
ご参加を希望される方は、お名前、ご所属、ご連絡を記載のうえ、下記までお申し込みください。
【連絡先】
村本綾子
大阪大学人間科学研究科グローバル人間学専攻
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1-2
Tel & Fax:06-6879-8064
Email:relief@hus.osaka-u.ac.jp


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IMG_0184.JPGパネルディスカッションの様子